洞窟ホテル
昨晩のうちに飛行機の便を伝えておくと、宿の主人はカラハユットからデニズリ空港までのバスを予約しておいてくれていた。「宿の前に迎えに来る。朝ごはんは作っておくよ」
翌朝フロントに行くと、そこにあるソファで寝ている主人も起きてきた。「弁当はそこね、気を付けて」看板犬のほぼ見た目がモップなカラメイ(Fが沢山写真を撮った、後で貰わなきゃ)も走り寄ってくる。
温泉の町カラハユット、人も温泉もあたたかかった。
バスに乗り込み他の乗客も何人か拾って、デニズリ空港へ向かう。

弁当の中のひとつ、サクランボジュースのチャッピー?(読みは分からない)
日本のジュースと比べて酸味が強く、寝ぼけた朝にぴったりの味だった。
外国ではたまに自分でもその土地のジュースを飲んでみる。もう一度味わってみたいけど、置いているところをその後見かけなかったなぁ。
8:30デニズリ・チャルダック空港⇒9:50イスタンブル新空港
11:25イスタンブル新空港⇒12:45ネヴシュヒル・カッパドキア空港
今日の目的地は気球でおなじみのカッパドキア、デニズリから直接の飛行機は無かったため、いったんイスタンブルでトランジットを挟む。
平屋のデニズリ空港はこのイスタンブルまでの客しかいなく、ターキッシュエアの列に並ぶ人は皆同じ便。僕らのレーンは進みが遅い。隣のビジネスクラス(エコノミーじゃない人たち)のレーンはすいすい流れる。そして、ちょいちょいそっちの列に並びなおす人が居る。あれはチケットの区分関係なくチェックインさせてくれてるな…僕たちも並ぶと、「これが正解だよな」もう一個のレーンに並んでいた兄ちゃんも後ろに来た。
何事もなくチェックインでき、あの区分けは何だったのかという思い。だいぶおおざっぱでも大丈夫なのが外国に来た感じを強める。

ネヴシュヒル空港に着き、シャトルバスで拠点の町ギョレメGoremeへ。段々と近づくにつれて突き出た奇岩が目に入るようになって来る。ギョレメは岩を掘りぬいて作った洞窟ホテルが沢山あり雰囲気満載!!Fが見つけた宿もその一つ。


宿のオーナー、イブラヒムは聞いたら何でも手配してくれます。もちろんちゃんとビジネス、しかしこちらの希望を汲んで便宜してくれるのでとても気持ちが良い。
朝には食べきれないほど大量で豪華な食事をテラスでいただくことができます。
バギーツアー
部屋で一休みして4輪バギーツアーに出発!今日はこれで夕方まで探索をして、最後には夕日を眺める。


いろいろなビューポイントを回ったが、目に焼き付けるのに夢中であまり写真を撮らなかった。バギーの運転もオフロードを豪快に駆け抜ける感覚が最高に気持ち良い。


小高い夕日スポットには他社のバギーレンタルをした人々も大集合して、思い思いの場所で日没を待つ。僕とFは他の誰も行かないような突端まで行って腰かけた。おかげで誰にも邪魔をされない特等席をゲット!(野郎2人で)
今回バギーを借りたのはこちら、イブラヒムが手配してくれたところ。気さくな兄ちゃんたちが運営している。帰り際には「サイコーだったってレビューしてくれ!」と言われ名刺をくれた。
町の中心から少し離れていますが、ビューポイントが近い場所なのでバギー運転が不安な方でも安心できると思います。
夕日を見終えて返却するころには運転もだいぶ上達し、砂地をぐるぐる回ってみたりして遊ぶ。
素敵な出会い
宿に戻った後は、当然はしゃいだのでお腹が空いている。
実は同じ宿に日本人のAさんご夫妻が宿泊しており、バギーツアーも一緒だった。のでせっかくだから夕食を一緒に食べようとなったのだ。
向かったのはこちら、ちょっと暗がりがおしゃれなレストラン。テラス席や中の席もガラス張りでギョレメの夜景を楽しむことが出来る。
これまで目にするアジア人と言えば中国、韓国の人が多かった。日本を離れてたった5日だけど久々に会えるのはとても嬉しい。
お二人はこれからトルコ・ギリシャを2週間ほどで回るらしい。セカンドハネムーンというなんとも素敵な響きの旅行をされている。お二人の仕事が変わるのをきっかけに出来た休みで直前に決めたトルコ旅行。
ご主人は大学時代に東南アジアで数か月バックパッカーをしたそうで、もっぱらその話で盛り上がった。8日間のトルコ旅行が終わればFは日本に3日だけ戻り今度はオーストラリアに大物を釣りに行く。(釣りにご興味の方はリンクへ!)
だからその後の3週間くらいは一人で旅をする。齢27にして初めての海外一人旅だ。だからAさんに一人で旅をするのはどんな気分なのか聞いてみた。彼もまた、友人と別れたところから一人旅がスタートしたそう。
寂しいです、けど物をよく考えるようになります
旅を終えて今振り返ると僕自身も本当にそう思う。けどその時は’’寂しいです’’に引っ張られて後半の方は想像がつかなった。後々、ことあるごとにこの言葉を思い返してはその行為自体が’’物をよく考える’’ということだと気づくことになる
ラクで酔いが回ってきた僕にはまだ知る由もない…



ファンタ-炭酸+甘味
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