Nuku’alofa足止め
4時ごろ起きた、無理くりに身体を動かす。トンガの首都ヌクアロファがあるトンガタプ島までのフライトに乗るためだ。
周回バスに乗って空港へ、自動チェックイン機と自動預け入れ荷物マシーンで手続きを済ませる。これらの導入のお陰で最近は無茶苦茶スムーズに飛行機に乗れている。ありがたいことだ。
朝食を食べていなかったので、お決まりのラウンジに直行する。さて、オークランド空港はどんなものか。

ものすごく綺麗で飲み物、食べ物が豊富!健康的な食事も食べられそうで、かなりの当たり!
PRIORITY PASSは加入すれば、サイトで表示されているラウンジをどこでも使用可能です。
こことローマ・フィウミチーノ空港のラウンジは雰囲気と食事のクオリティが凄いと思います。
7:25オークランド空港 ⇒ 11:20トンガタプ空港
ラウンジには発着案内モニターがあり、行先の国の言語で搭乗ステータスを表示してくれる。マオリ語や中国語、タイ語やインドネシア語もあった。(日本語のフォントがちょっと変なのはご愛敬)
僕たちの便がBoadingと表示されたのを確認してゲートに向かう。
ゲートではすでに今回のトンガホエールスイムに参加される方々がいらっしゃり、一通り挨拶をする。みんなダイビングやシュノーケリングの猛者のような人たちで、全くその経験もなくカナヅチな僕は恐縮する一方。

ニュージーランド航空の3時間ほどのフライトはあっという間、食事とともに映画をちょっと見て寝落ちたらもうついてしまった。
田舎の空港、首都とは言えターミナルビルなどのたいそうなものはなく、飛行機を降りたらそこから歩いて建物に向かう。しかしあいにくの雨、物凄いスピードで走っていくFを見送りながら僕は普通に歩く。あっ、思い切り水たまりに突っ込んでいる

いつもの防水の靴を履いてくれば良かったとぶーぶー言うF、運が悪かったな。その水たまり、俺は確認しながら歩いてしまったよ。
現地案内人のモーゼスと合流するも、これから国内線で向かうはずだった便が大雨の影響で欠航になってしまった。
両替をしsimカードも購入したが、僕たちはここで足止めを食らうことになってしまったようだ。

マーケットレートは62円程度(2024年8月現在)
折しもこの期間はトンガで環太平洋の島々の国際フォーラムが開かれているとかで、ヌクアロファの宿はどこもいっぱい。モーゼスが知り合いのつてで見つけてきた木々に囲まれた一軒家に皆で泊まることになった。

一方は海、3方を木々に囲まれている
一息ついて昼夜兼用の食事をヌクアロファ市街ですることに。何回もトンガホエールスイムに参加している方が一択と言っていた、カフェレストランに皆で入った。
行ったのはこちら、フレンズ。王宮にもほど近く、市街中心地にあります。
その他には土産店が集まった市場もあるため、ぜひヌクアロファを訪れた際は立ち寄ってみてください。


店の中は南国の趣ある内装。トンガローカルの食べ物はなさそうだったので、ローカルビールだけ頼んでバーガーを注文した。ビールはMAKA, MAUI, TIKIの3種類がタップでメニューに記載されていたがMAKAしかないとのことで、トンガのピルスナーを堪能することとした。

マリンスポーツを趣味にする方々、もとより色々な話が尽きないが皆さん多彩なバックグラウンドを持っていて、さらに話が弾む。最後はもっぱら明日の飛行機に乗れるのかという事。
予約サイトでは2日後までしか目的の島までの直行便はなく、明日向かいたければ10万円を課金してフィジー経由ならばあるという。なんじゃそりゃ。
あーだこーだと話していたが、最後はコーディネーターのモーゼス頼みだと話が落ち着いた。こうなったらもう現地人同士で交渉して貰うほかない。
僕の隣の席には件の国際フォーラムに参加する男女が2人おり、少し彼らとも話した。女性はオーストラリア在住、男性はマーシャル諸島から来た日本人のクウォーターだという。すごいところの人と知り合ったものだ。女性は日本からクジラを見に来た僕たちがcoolだと、しきりにセルフィーや動画撮影をし、共有してくれた。
「何か分からないことがあったら何でも聞いてね、トンガでこんな大雨は珍しいから安心して!」そう言って彼らは嵐のように去っていった。
大雨での飛行機の欠航、初めて耳にする国の人、欧米な会話。段々と旅の様相を呈してきた。これだよな。
モーゼスの送迎で買い出しを行って、宿に戻って皆で飲みなおす。僕はノンアルで…

今日は大丈夫かと思っていたが駄目だった。アルコールを入れたらもう耐えられない。いつの間にか僕は会話の輪の中で船を漕いでいた。一足先においとまして、お湯の出ないシャワーを浴びると夢へと落ちていった。

微炭酸ジンジャーエールといったテイスト
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